1日どのくらい母乳をあげてもいいのか迷うところです。
ミルクは缶や箱に月齢ごとの目安が書いてあるけれど
母乳ははっきりとはわかりません。
人によって母乳の出る量も違えば、
どのくらい出ているかもわからないので迷いますよね。
母乳の時とミルクの時を見てみましょう。
月齢別、赤ちゃんの1日の授乳の回数
生後1か月まで
・母乳の場合
赤ちゃんが飲みたいだけあげます。
1日8回以上はあげます。
1回の授乳時間の目安は両乳で10分から15分くらいです。
授乳間隔は2~3時間おきにあげます。
母乳は腹持ちが良くないのですぐにお腹がすいてしまうし、
母乳の分泌をよくするためにも
1日8回以上はあげるとよいといいます。
夜中の授乳が一番大事です。
夜中の授乳は母乳の分泌をよくするようです。
・ミルクの場合
80ml~120mlを1日7回程度です。
体重の増えと比べながらあげるといいようです。
ミルクはカロリーが高いので母乳のよう
に好きなだけあげてしまうと赤ちゃんの体重が増えすぎてしまいます。
ミルクは母乳と比べて腹持ちがいいので
大体3時間から4時間くらいの間隔です。
1か月検診で赤ちゃんの母乳の飲みや授乳の回数、
尿の回数などいろいろ聞かれて助産師さんから指導があるので
その時に色々とアドバイスももらえます。
生後3か月まで
・母乳の場合
ばらついていた回数も安定してくるけれど
赤ちゃんが飲みたいだけあげます。
授乳間隔は大体3時間おきが目安ですが、
これまでにたくさん吸わせていれば、母乳の出る量も増えているし、
赤ちゃんも一回で飲む量も増えてきているので、
回数は減るかもしれませんが、
ちゃんと体重が増えていれば心配ないです。
1回の授乳時間は両乳で10分から15分くらいです。
赤ちゃんの吸う力も強くなってきているので、
これ以上吸わせると乳頭を傷つけてしまうので注意しましょう。
・ミルクの場合
生後2か月になると1回140ml~160mlを
3時間おきに6回が目安です。
生後3か月になると1回180ml~220mlを
4時間おきに5回が目安です。
回数は目安なので減っても
体重が順調に増えていれば問題ありません。
生後5か月くらいまで(離乳食開始 1回食)
・母乳の場合
離乳食開始の時期ですが、
まだ離乳食から十分に栄養がとれないので、
この時期も赤ちゃんが欲しがるだけ
回数も気にせずにあげていいです。
仕事復帰などで母乳の量が減ってきたりしているときは、
ミルクを併用して無理なく過ごしてください。
赤ちゃんの授乳後の機嫌が悪い、授乳時間が長くなった、
体重の増えが悪いなどがあるときは、
母乳の分泌の量が減っている可能性があるので
ミルクも活用してみてください。
・ミルクの場合
生後4か月からは1回200ml~220mlを
4時間おきに5回が目安です。
生後5か月からは離乳食を開始しますが、
母乳の場合と同じく初めはあまり離乳食から栄養がとれないので、
1回200ml~220mlを4時間おきに5回が目安です。
生後7か月くらいから (離乳食2回食)
・母乳の場合
離乳食の後に授乳します。
まだ量を食べてなければ離乳食だけでは
満足しないので欲しがります。
母乳は水分代わりにもなるので欲しがるだけあげても問題ありません。
離乳食食べた後にあげましょう。
・ミルクの場合
離乳食2回とミルク200ml~220mlを5回が目安です。
(例)
・朝6時・・・・離乳食+ミルク200ml~220mlを1回
・朝10時・・・ミルク200ml~220mlを1回
・昼2時・・・・離乳食+ミルク200ml~220mlを1回
・夕6時・・・・ミルク200ml~220mlを1回
・寝る前・・・・・ミルク200ml~220mlを1回
離乳食が進んで食べる量も増えればミルクの量を減らしてもいいし、
寝る前のミルクも飲まずに寝てしまったら
あげなくても全く問題ありません。
あまり回数にこだわらず、
子どもの体重の増えを目安に量を調節するといいです。
生後9か月くらいから (離乳食3回食)
・母乳の場合
同じく離乳食後に授乳します。
離乳食が進めば自然と飲まなくなりますし、
母乳ならいくら飲んでも水分補給になるし、
その子の精神安定剤だと思うので、
欲しがる時はあげていいと思います。
・ミルクの場合
離乳食3回とミルク200ml~220mlを5回が目安です。
離乳食をよく食べるようなら
少しずつミルクの量を減らしていくといいです。
離乳食後のミルクの量を140ml~160mlに減らすとか。
ミルクを離乳食に使ってミルク粥や、
クリームシチューなどにミルクを活用していくといいと思います。
1歳を目安に徐々にミルクを減らして
最終的にミルク卒業につながるといいです。
授乳の悩み
授乳の悩みは確かに色々とありすぎるくらいです。
私もたくさん悩みました。
私がどんなことで悩んでどのように解決したか
紹介して参考になればと思います。
・うまくおっぱいを吸わせられない
一人目の時は、異常があってNICUにいたため、
退院するまで母子同室じゃなく離れていたので
母乳のやり方をあまり教えてもらえずに退院したので、
ほぼ、見様見真似でやっていたのでうまく吸わせられず、
私も赤ちゃんも泣きまくりでした。
その結果、乳首を傷つけてしまい、
おっぱいを吸わせるのが痛くなり、怖くなってしまいました。
でも、母乳で育てたかったので、
乳首が痛いときは搾乳して哺乳瓶にうつして飲ませていました。
搾乳した母乳だけれど、直接おっぱいをやれないことに嫌悪感がありました。
助産師訪問で助産師さんに授乳のポイントを教えてもらい、
実際に悪いところやこうした方がいいことを
実際にやりながら教えてもらってからはコツをつかみ、
乳首が傷ついて痛いときは無理せずに手間はかかるけど、
搾乳して哺乳瓶でやっても全然問題ないし、
無理せずやることが大切だと言われて少し気持ち的に楽になり、
自分に自信が持てて怖がらずおっぱいを吸わせられるようになりました。
・どれだけ母乳が出ているかわからないので本当に足りているのかわからない
最初はおっぱいを吸わせることに一生懸命で
どれだけ飲んでいるのか、飲めているのか、足りているのかという疑問は、
吸尿も出ていて、授乳時間も1回10分くらいで、
授乳間隔も2~3時間くらいで、
授乳後、機嫌が悪くなくて、
授乳時間も長くなければちゃんと飲めているし、
足りているから問題ないと聞いてからは安心しました。
そして、あまり回数にこだわらず、育児ノートを書くようにして、
尿の回数や授乳の回数などを書いたりして確認したり、
赤ちゃんの体重の増えで判断するようになりました。
ありがたいことに母乳の出もよかったので
順調に体重も増えていて安心しました。
まとめ
最初は何もわからないので育児書やネットに書いてあること通りに
しないといけないと思っていて、少しでも違うと悩んだりしていました。
けれど、あまり考えすぎず、開き直ることも大切だと教えてもらいました。
赤ちゃん一人一人違うし、
その子に合ったやり方で進めていけばいいのだと教えられました。
育児書通りにはいかないし、あくまでも目安に過ぎないということです。
授乳の回数も初めの生後1~2か月くらいまでは母乳の分泌のために
回数をこなさないといけませんが、
赤ちゃんにリズムができてくればあまり回数にこだわらず
子供の成長(体重の増え)で判断すればいいと教わりました。
せっかくの育児なので楽しみながら赤ちゃんの成長を
実感しながら育児ができればいいなと思います。