頭痛ってほんとなんにもできなくなりませんか?
仕事も家事も子育ても、やらなければいけないことがやれないイライラまで出てきます。
吐き気も出てきてしまったらちょっと心配ですよね。
頭痛と吐き気の諸症状と和らげる方法を考えてみました。
頭痛と吐き気の原因として考えられる病気
頭痛と一口に言っても、 頭痛を引き起こす病気というのは
たくさんあるので書ききれませんが、
今回は、頭痛と吐き気をもよおす主だった病気を挙げてみました。
胃腸炎
「胃腸炎で、吐き気はわかるけど頭痛も?」と思われるかもしれません。
胃腸炎は嘔吐や下痢からくる脱水症状により、頭痛を引き起こします。
脱水症状
熱中症も同じですが、ちょっと頭が痛いなと思ったら気づけば
嘔吐と下痢でお腹を押さえたりして苦しんでしまうのが脱水症状です。
月経性片頭痛
女性の生理周期にエストロゲンという女性ホルモンが減り、
プロゲステロンという黄体ホルモンの増加で、脳血管が拡張して起こる頭痛です。
主に若い女性に多いかと思います。私もよく吐いていました…。
緊張性頭痛
なんだか頭を縄で縛られてるみたいな…という頭痛です。
頭全体、首から肩が痛くなります。貧血の方に多いです。
肩こりがひどくなって吐き気はあっても吐けないことが多いです。
片頭痛
血管の拡張により、三叉神経が刺激され神経ペプチドと呼ばれる物質を出し、
血管に炎症が起きます。この三叉神経からの刺激が嘔吐の中枢も
また刺激するので吐き気をもよおします。
脳腫瘍、脳出血、脳梗塞…
手足のしびれ、言葉が出ない、目がかすんでくる、嘔吐、止まらない頭痛…。
重篤な脳の症状は、頭痛と吐き気にとどまりません。
風邪
細菌性とウイルス性の違いもあり、風邪の症状はたくさんあります。
軽い風邪からインフルエンザまであり、吐き気もさまざまですね。
ストレス
ストレスの吐き気には二通りあって実はもう胃腸ががすでに荒れていて、
胃酸が増え、耐えきれず嘔吐するパターンと、
仕事の不安や疲れから大脳の司令のよって吐き気をもよおすパターンがあります。
前者は男性に多く、後者は女性に多いように思います。
頭痛と吐き気を和らげるには??
鎮痛剤と胃粘膜保護剤
・痛みを押さえるロキソニン鎮痛剤
・嘔吐や下痢で胃液が減っているので胃粘膜保護のためにムコスタなどの保護剤
を病院で処方してもらいましょう。
本当にひどい時は、ドーパミン拮抗作用のあるプリンペランや
ナウゼリンをもありますが、医師の診断に従ってくださいね。
冷やす
「頭寒足熱」です。頭を冷やすと膨張した血管を収縮できます。
ツボをおす
私がいつも押しているツボが頭のてっぺんにある百会です。
両耳に両手の親指を当ててそのまま中指同士を頭の頂点でくっつけた頂点を
ゆっくり押します。気持ちいいですよ。少しすっきりするのがわかります。
静かに休む
吐き気や頭痛がある時は、立っているだけで疲れてしまいます。
できるだけ横になるのがいいでしょう。
病院に行くタイミング
今起っている頭痛が、今まで感じたことのないほどの痛みであったり、
継続するようなら、脳神経外科や頭痛専門外来で受診しましょう。
市販薬もいいのですが、慢性的な痛みは自力ではおさまらないことが多いですよ。
少しでも頭痛と吐き気を感じたら…
・無理をしない
・1人で治そうとせず、誰かに症状を話す
・セルフ治療を繰り返すなら病院へ行く
過信しない、ということが大事だと思います。
体と心が疲れていたら、まずは体を優先してくださいね。