親知らずの抜歯後は要注意!?気を付けたい食事は?

親知らずって抜歯したら痛くなくなると思っていたら、抜歯しても痛かった…。

患部がなかなか治らない理由は、

親知らずを抜歯してからの食事にも理由がありました。

仕事中に腫れた頬をこっそり手鏡で気にしてばかりいないで、

抜歯後の食事、一緒に考えましょ?

親知らずの抜歯後は食事が大変!?どう大変?

私が初めて親知らずを抜歯した日は、痛みで食事は何にも食べられませんでした。

二回目に抜いた時は麻酔がなかなか取れず、

口がうまく機能しないので、

水を飲んでも口の端からオロロロロー。

ヨーグルト食べてもドゥルルルー。

全てこぼしまくるので、自分で自分を介護している気分でした。

糸で縫っている場合だと、患部周辺に食べ物を残したくないので、

食べるものを考えてしまいます。

何日かして痛みが引いてくると、

「もうなんでも食べてもいいんじゃない?」

と思ってしまいますが、痛みは引いても患部はまだ完治していません。

開いた穴を塞ごうと患部はゼリー状の血餅というものを作っています。

調子に乗ってなんでも食べていると、この血餅が取れ、

ドライソケットと呼ばれる骨面がむき出しになってしまう事態が起こります。

傷が覆われて完治するのに長い人は2、3ヶ月もかかります。

食べるのを避けたほうがいい食べ物がある、というのはそのためなんです。

食べるのにおすすめしないものからご紹介します。

普通のご飯

ご飯も少し冷ませばやけどもしないし、いけるんじゃ?と思っていましたが、

傷口に入り込みます。縫ってるところに入ると取り出すのに苦労します。

クッキーや軽いせんべい

口の中で食べた破片の鋭角な部分で傷つける場合があります。

固いものは食べられないと思ってください。飴もあなどるなかれ。

アメってなめるから大丈夫と思っていても、

最後のほうで無意識にバリバリと噛んじゃう人がいますからこれもアウトです。

キムチやカレー等の刺激があるもの

大丈夫なほうの片側で果敢に食べても、刺激成分が傷に入ります。

絶対に勧めません。

タピオカ入り飲料、パウチに入った栄養ゼリー

パウチ良さそうなのに!て思いました?

タピオカもですが、つるっと食べやすそうって思うでしょ?

ところがこれ両方とも、口や頬全体の筋肉を使うので、

痛みが出やすいし出血もしやすいです。

「いいや!あたしは頬筋肉使わず、くちびるの力だけで吸う!」

というチャレンジャーは止めません。

牛乳かけシリアル

痛みもあるしご飯作るのめんどくさい…

あ、シリアルならふやかして食べればいいかな?と思って食べて、

痛みがまんまとでた浅はかな女は私です。

シリアルもやめましょう。詰まって痛かった…。

 

このように、「これ食べれるよね」とチョイスしたものが意外とだめだったり、

食べづらかったりするので、抜歯後は医師の指示を聞いて、

適した食事をするようにしましょう。

親知らずの抜歯後でも大丈夫!?痛くない食事メニューとは!?

おかゆや雑炊は○

少し冷まして食べましょう。

麻酔の切れが遅いと口内をやけどしてしまいます。

とうふ、ヨーグルト、プリンは食べやすい

私はとにかく、ヨーグルトやプリン、ジュレ状のスイーツなどを食べてました。

小腹が空いたらこれらが救いでした。

ミックスジュースや青汁

固形が食べづらい時期が半月ほどあったので、

この際ダイエットだと思って、ミックスジュースや青汁などを時々飲んでいたら…

やせました(笑)

思わぬ副産物ですが、だからと言って決してダイエットには力を入れないでください。

通常の食事に戻すまでのピンチヒッターなだけですから。

 

抜歯後に気をつけていただきたいことがまだあります。

うがい

抜歯後は糸で縫合している場合もあるので、はみがきを強くできず、

うがいをよくするようになると思います。

だからと言ってあまり強くうがいすると、血餅が取れて出血してしまいます。

歯科で抜歯後、椅子の背もたれを起こされて横でうがいしましたよね?

あの時のメンタルを思い出してそーっと優しくうがいしましょう。

飲酒

抜歯に限らず、病院に行くと「アルコールは飲まないように」と

医師に言われることがあります。

処方される薬をアルコールと併用すると、湿疹や異常が表れることがあるからです。

処方される薬を飲みきるまでは禁酒しましょう。

たばこ

歯茎の血管を収縮させる成分がニコチンに含まれています。

こちらも禁煙ですよ。頑張ってください。

あなたが思うより健気に頑張る口の中

痛みは引いても、患部は頑張ってあなたを治そうとしてくれています。

自分の再生能力を信じて、親知らずの抜歯後は

適した食事をしてあげてください。

大人になって、親の手が離れてから生えてくる親知らず。

しかし大人になってからはなかなか時間が取れず、

抜歯して腫れ上がってもなかなか診てもらいに行けない場合も多いですよね。

続いて、
そんな時のために、腫れの原因や応急処置についてまとめてみました。

なかなか引かない腫れの原因は?!

親知らずを抜歯すると、腫れることが多くあります。

他の歯を抜いた時にはあまり腫れないのに、

なぜ親知らずだと腫れるのでしょうか。

その原因は親知らずの「生え方」にあることを知っていましたか?

親知らずがまっすぐ上にではなく、横倒しになったような形で生えてきていた

場合や、歯茎に埋まっている場合には、

歯茎を切開して抜歯しなければなりません。

特に下の親知らずは、周りの骨も硬く麻酔も効きにくいため大がかりな処置になります。

場合によっては骨を削ることもあり、

その場合、抜歯の後に腫れることが多いのです。

これは体が抜歯された時に損傷した組織を修復するために、

炎症が起きるからで、

「失敗したから腫れているんだ!」というわけではありません。

口内が汚いからかな…と

必要以上に歯磨きをしたりうがいをしたりする人もいますが、それもNGです。

かさぶたがとれたりして逆に治癒力を低下させてしまうことにもなりかねません。

また、生活が乱れたり運動をしすぎたりしても、

免疫力などが低下して腫れてしまうことがあります。

自分でできる応急処置!長引く場合を歯医者へ!!

腫れるのは当然と言っても、腫れると不格好だし痛いし、

できれば長続きすることなく治まってほしいですよね。

しかし腫れが引くまでには個人差もあるので、長引いてしまうことも。

そんな時のために、対処法を調べてみました。

1.鎮痛剤を飲む

一番手っ取り早くて確実なのは鎮静剤を飲むことです。

ほとんどの場合、抜歯した時に歯医者から処方されているはず。

もし飲みきってしまった場合は、市販のものでもいいでしょう。

薬が効くまでには時間がかかるので、

とにかく早め早めに薬を飲むことが大切です。

2.冷やす

腫れを冷やすための代表的な方法と言えば冷やすこと。

これは親知らずを抜いた際の腫れにも有効です。

しかし冷やしすぎには気を付けなければなりません。

氷水や保冷材などを使ってキンキンに冷やしてしまうと、

血流が滞って逆に治りが遅くなってしまいます。

濡らしたタオルや冷却シートなどがおすすめです。

親知らずを抜いた時の腫れのピークは、

抜歯後3日ほど、長ければ3週間程度腫れが続くとも言われています。

もしそれを超えても腫れが引かない場合には、すぐに歯医者へ行きましょう。

あくまでも、ここで書いたことは応急処置なので、過信してはいけません。

最後に

親知らずは、抜く前も抜いた後も腫れたり痛みがあったりで、

とても厄介なやつです。

痛みや腫れを感じたら、速やかに歯医者へ行きましょう。

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