知っておきたい! コレステロールが高い原因と改善するための方法

コレステロール値や中性脂肪値が高い「脂質異常症」の人は、
毎年増え続けており、予備軍を含めると約3000万人と言われています。

脂質異常症は放っておくと動脈硬化が進み、
狭心症や心筋梗塞など命にかかわる病気をまねくため、
深刻な症状が出る前に改善する必要があります。

コレステロールが高くなる原因は?

高コレステロールのもととなる原因は何だと思いますか?

まず知って頂きたいこととして、コレステロールは、
体内の肝臓の働きによっておよそ70%が合成されています。

また、食品から摂取される量はおよそ30%なので、
食事由来の3倍が肝臓の働きによって作られているということです。

先ほども話したように、コレステロールから連想するのは狭心症、
心筋梗塞といった生活習慣病を引き起こすという恐ろしいイメージですが、
生体にとって必要不可欠なものでもあるのです。
そして、健康な状態であれば、食品からの摂取が多くても調節機能が働き、
体内で合成されたコレステロールが減る為、
体内のコレステロールの量は一定に保たれる仕組みになっています。
上記を踏まえた上で、コレステロールが上がる原因として考えられるのは

飲み過ぎ(肝機能の低下から体内の調整機能が上手くいかなくなる)
食べ過ぎ(自分にとって必要なエネルギー摂取量を把握していない)
運動不足
栄養バランスの偏った食事(こってりとした脂質たっぷりの食事を好む)

主に生活習慣の乱れによるものです。
「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれている脂質異常症。
自覚症状が現れないため、
ついつい好きなものを好きなだけ食べてしまう人も多いのではないでしょうか。

コレステロールを下げるのに有効な方法

では、どうすればコレステロールを下げれるのでしょうか?
食生活の改善と言っても実際にどうすれば良いのか?
下記にまとめてみました。
適正な食事量を知る
1日に必要なエネルギー量の計算方式があります。
 適正エネルギー摂取量(Kcal)=標準体重(Kg)×25~30kacl
この計算式から出されたカロリーを意識し、食事をすることをお勧めします。
昨今では外食先でのメニューや、コンビニなどのテイクアウト食にでも、
カロリーが表示されています。
忙しい毎日でそのような生活を送らなくてはならない場合には、食品のカロリー表示を目安に商品を選んでみてください。

栄養バランスの良い食事を心がける
適正な食事量にしても、栄養バランスが偏っていると効果はありません。
出来るだけ多くの食材を少量ずつ食べるように心がけてみてください。
1日に25種類を目安に、また野菜や海藻類はたっぷり食べてもよいです。
食事のときには野菜類の料理から食べたり、

 外食の際には単品料理よりも品数の多い
定食メニューを選ばれてはどうでしょうか。

■お酒の飲み過ぎは禁物
アルコールの摂取は肝機能を低下させます。
日頃から、適量を守り、肝臓を休ませることが大切です。

■運動を継続して行う
有酸素運動であるウォーキング、ジョギング、水泳がおすすめです。
これらの運動は、カロリーを消費し、体脂肪を燃焼します。
また、無理のない程度で継続して行うことが重要です。
仕事で帰宅時間が遅くなるなど、運動する時間がとれない場合は、一つ手前の駅で降りて歩く、会社で階段を使うなど、工夫をし取り組んでみて下さい。

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