父親は、無口でもいつも息子のことを心配しているものです。
でも息子へ思いは、言葉にしないと伝わりません。
息子の晴れの結婚式、父親の思いを結婚式の挨拶で伝えてみませんか?
新郎父親の挨拶の役割~新しい門出の結婚式
父親の立場から、息子の結婚式は本当に嬉しものです。まだまだ子供だと思っていた息子が、新しい門出の結婚式をしようとしているのですから。
両家の親族を代表しておこなうお礼の挨拶、親族代表謝辞は、基本的に新郎の父親の役目になっています。
最近は、父親の挨拶が少なくなったり、代わりに新郎が挨拶することが増えてきています。
結婚式の挨拶は、父親としての最後の子育ての締めくくりだと思うのです。これから新しい家族を持つ息子とお別れというわけではないですが
新郎新婦とも巣立ちの日として、父親とし挨拶をするのがいいと思います。
挨拶は、5分以内で長くならないようにしたほうがいいです。
挨拶は、冒頭、中盤、締めと構成されますが、冒頭と締めの言葉は、難しく考えることなく例文集から抜粋でいいと思います。
冒頭は、まず自己紹介と列席者へのお礼を述べます。
「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の父○○○○でございます。両家を代表して、一言挨拶を申し上げます。」
とか
「皆様、本日はご多様中の折り、新郎新婦のためにご臨席をいただきまして、、心よりお礼申し上げます。」
のような決まり文句でいいと思います。
締めの言葉は、新郎新婦への指導、支援のお願いと、主催者側としてもてなしの不行き届きを詫びるというマナーと、列席者への感謝の気持ちを伝えて結びの言葉にします。
「まだまだ未熟なふたりでございます。これからさまざまな障害にぶつかっては、立ち往生してしまうことも多いと思います。
そんな時は、どうか皆様、あたたかい目で二人を見守り、ご指導、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。」
「最後になりましたが、皆様のご健康とご繁栄をお祈り申し上げ、これをもちまして両家の挨拶とさせていただきます。本日は、誠にありがとうございました」
などと、例文集に似たような挨拶文がありますので、参考にするといいです。
中盤に関しては、はなむけの言葉になりますが、息子との子育てエピソードや思い出、新婦への気持ちなど、結婚を喜んでいるという内容がいいと思います。
父親の挨拶で、息子とのエピソードが、一番会場の人々を感動させる部分でもあります。例文集にはないので、父親が、伝えたい息子との思い出を話せばいいと思います。
わざわざ難しい文章で考える必要もなく、父親の息子への思い、普段恥ずかしくて伝えられない思いを、伝えてみるといいですよね。
新郎の父親挨拶が会場の雰囲気を和ませる~恙なく進む結婚式のあいさつ
新郎と父親の関係にもよりますが、父親しか知らない新郎の姿なんて教えてあげると、列席者の人も含めて、新郎の人柄をわかってもらえると思います。
結婚式といっても、すべてが型にはまっていなくてはいけないわけではないです。
例文集をそのままコピーして読み上げている父親もいます。新郎新婦に伝えたいことを、歌にして伝えるという父親もいます。
歌の歌詞そのものが、父親の伝えたいことだというのが、3分という短い時間で十分に伝わってくるものなのです。歌に自信があるならオススメです。
結婚式の雰囲気は、両家の雰囲気でも感じが変わってくるものです。父親がムスっとしていたら、会場も同じような空気になってしまいます。
父親として、息子のために素敵な結婚式にするために、挨拶の時に、会場の雰囲気を和ませるような話しをしてもいいですよね。
さいごに
息子はいつも父親の背中を見て育ってきました。結婚式で、カッコイイ父親の背中を見せてあげてはどうでしょうか。