タリーズ値上げの背景
2019年4月19日からタリーズは、定番メニューであるコーヒーやカフェオレなど全32種類を10円から20円程度値上げすることを公表しています。
値上げの背景には、国産の無調整牛乳や原料のコストが上昇したことや、人件費の上昇があげられています。
同様の理由で、そのほかのコーヒーショップでも値上げが公表されています。
値上げは、3年ぶりとなっていて、多くの人が値上げにショックを隠せない様子。
この値上げの背景には、もちろん前出した理由はありますが、そのほかにも「消費税の増税」が考えられます。
2014年の増税時にコーヒーショップがこぞって値上げをして、批判されてしまっているので、今回はそういった消費者の心を逆なでしないように配慮した「段階値上げ」なのでは?とも言われているのです。
もしかすると、消費税が10%になったらまた値上げ?なんていう予想もされています。
基本的に消費税の増税というのは、悪いことではありません。
しかし、日本での消費税増税は国民にとって良い影響があるのかわかりにくいので良い印象がないわけです。
そこで、タリーズのような大手コーヒーショップが段階値上げをしているのなら、それは批判されてしまうかもしれません。
値上げはタリーズに限らず当たり前のこと
増税への段階値上げ、という話は噂の段階です。
そのため、事実として信頼できる値上げの理由は原材料の高騰や人件費の上昇です。
人件費の上昇というのは、それだけお店が忙しく、人材を求めているからこそ増えるわけで、そこには雇用の道が拓けています。
つまり、需要が増えているからこそ、供給も増えていくので価格は上がることは、特に不思議なことではないと感じました。
結局、仕事がないとか給料が増えないとかで生活が苦しい人はたくさんいます。
たしかに、消費者としての観点から言えば、安くて美味しいコーヒーが飲めたらそれはそれで嬉しいですけど、この考えだと国は発展しませんし、自分の子供世代が苦しむだけに感じます。
給料が上がれば、高いコーヒーだって買いますし、安いものばかりを求めていては利益にはならないので、勤めている人達の給料も上がらずに大変な思いをします。
なので、結果的に値上げをしているということは、従業員の給料が上がっているということにつながるので、経営としてはうまくいっていると言えるのではないでしょうか。
ただ、タリーズは他のコーヒーショップよりも遅く値上げを公表したので、便乗感は否めません。
そのため、消費者からは「本当は値上げが必要というほどでもないのに、便乗したんじゃないの?」と思われても仕方ないな、とも感じます。
海外では当たり前の値上げに関してニュースになるくらいに安いものに慣れてしまっている今、もう少し冷静になって長い目で先々のことを考えられるようになったらなぁとおもいました。
私自身は、10円20円程度の値上げであれば、変わらず美味しいものを飲みたいですし、購入します。
まとめ
タリーズの値上げニュースに関して思うことをまとめました。
値上げ、というのは色々な背景がありますし、値上げによってうける影響というのもかなり大きいです。
ただ、目先の値上げに躍らされるのではなくて、長い目でみて国の発展や雇用の促進といった部分まで見ることができるような人でありたいと思います。