理科の自由研究は、小学生だと毎日のお天気観察や
アサガオの観察などが定番ですが、
中学生になると少し手の混んだレベルの高い自由研究を求められますよね。
生物、植物、科学どれにしようか迷うところから始まります。
男の子、女の子でも違いますよね。
そこで調べてみると意外に簡単な自由研究があったので紹介します。
私には中学生の普通レベルの息子がいますので
ちょっとこちらにも聞いてみました。
理科って難しい?と思ってる君。簡単に自由研究を終わらせよう
どこの家庭でもありそうな材料で、
私の息子もできそうな自由研究を個人的な意見でピックアップしてみました。
*10円玉をピカピカにする➡酸化還元を調べる
*洗濯のりでスライムを作る➡分子の結びつきを調べる
*レモンで電池を作る➡何が電気を起こしているかを調べる
*ペットボトルで夕焼けをみる➡光の屈折を調べる
*使い捨てカイロを作る➡酸化による発熱の原理を調べる
*牛乳でカッテージチーズを作る➡タンパク質の変化を調べる
*水に卵を浮かせる➡アルキメデスの原理を調べる
*洗濯のりでスーパーボールを作る➡PVAの擬古を調べる
*オレンジの皮で風船を割る➡リモネンの性質を調べる
*小麦粉からガムを作る➡グルテンの生成を調べる
*コーラにメントスを入れる➡息子の何を調べたいか不明の小学生レベルの自由研究
コツコツやるのが苦手でも簡単に自由研究を終わらせよう
上記の中から、コツコツやる作業が苦手な子でも
簡単にすぐにできるものとして、何点かピックアップしました。
*10円玉をピカピカにする。
汚れた10円玉を3枚用意し、ケチャップ、マヨネーズ、酢を
それぞれ小さな器に入れたらその中に1枚づつ10円玉を入れてください。
15分程度おいて10円玉を取り出すと、
どの食材が一番きれいになっているか分かります。
ピカピカになる前と、10円玉を入れている状態と、
ピカピカになっている写真をとるといいですね。
そしてこの3種類の食材に共通するものが[酸]です。
酸が10円玉の錆と銅にどういうふうに反応したかを調べると
ハイレベルな研究になると思いませんか?
*水に卵を浮かせる
生卵、500CCの計量カップ、食塩150g、スプーン、量り、水400mlを用意して
計量カップに水400mlを入れ生卵を沈めます。
卵が下まで沈んだら食塩を少しずつ加え混ぜていきます。
卵が浮いてきたら、食塩を入れるのをやめて残った食塩の重さを量ります。
その結果で、どのくらいの量の食塩を加えると卵が浮くのかを計算します。
密度=物質の質量÷物質の体積になるので、
この実験で、食塩水の密度が生卵の密度より大きくなったときに
卵が浮き始めた事になります。
家にあるものでこんな簡単な実験ができるんです。
卵や食塩を使うときは親御さんに一言声かけてくださいね。
*ペットボトルで夕焼けをみる(暗い部屋か夜がいいようです)
1.5Lのペットボトル、牛乳少量、懐中電灯、水を用意します。
ペットボトルに水を1L程入れ、
それから少量の牛乳を入れてよくかきまぜます。
部屋を暗くして懐中電灯の光を当てるのですが、
この時に角度を変えながら光の色の違いを調べます。
左から当てると右に行くにつれて赤くなり、
真上から当てると青くなるようですよ。
説明として、太陽の光には沢山の色が含まれ、
それぞれに違った性質をもっているため、
光が空気中を通る距離が短い昼間は、青い光が散乱して空が青く見えます。
(なるほど)
朝や夕方は光が空気中を通る距離が昼間よりも長くなるため、
赤以外の光が空気の分子にぶつかって飛び散り、
飛び散りにくい赤の光が残るので、
夕焼けの空が赤く見えるということだそうです(私には難しいですが)。
自分で作った夕焼けが見れるとうれしいですね。
*洗濯のりでスーパーボール制作!
PVA洗濯のり15ml、食塩5g、好きな色の絵の具、
プラスチックコップ、割り箸、キッチンペーパーを用意します。
コップに洗濯のりを15ml入れて、絵の具を加え割り箸でよくかき混ぜます。
その中に食塩5gを加えて混ぜると塊ができるので、
塊を取り出し丸めてキッチンペーパーで水分を拭き取り
乾燥させて出来上がり。
PVAに付着している水分子をはぎ取って、
PVAだけが集まって固まる現象を塩析というそうです。
最後に
短時間でできる自由研究、いかがでしたか?
家にあるもので簡単にできて、なおかつ面白い研究がいろいろあるので、
面倒くさがりの私たち親子でも楽しんでできそうです。