お子さんの夜泣きに悩んでいる
お母さんはたくさんいることでしょう。
夜泣きとは、生後半年頃~1歳半頃の
赤ちゃんが夜間に泣くことで、
はっきりした原因がない場合のことを
いうようです。
はっきりした原因とは、お腹が空いている、
おしっこやうんちでオムツが汚れて不快、
部屋が暑すぎたり寒すぎたりする、
体調が悪いなどです。
そのような原因で泣いている場合、
それぞれの不快感を取り除いてあげると
泣き止みます。
これらは夜泣きには
当てはまらないということですね。
夜泣きはだいたい
1歳半頃で自然となくなると言いますが、
実際は子どもによって異なります。
全くしない子もいれば、
3歳くらいになってもなくならない、
また、小さい頃はしたことがなかったのに
3歳になってするようになった、
といったことで悩むお母さんもいるようです。
今回は、3歳児におこる夜泣きの原因について
考えていきましょう。
3歳児に起こる夜泣きって、ほかの年齢の夜泣きと何が違うの?
夜泣きは、生後半年頃~1歳半頃に
おこることが多いとお伝えしました。
それぐらいの年齢の夜泣きは、
睡眠サイクルが未熟なために
起こると考えられています。
赤ちゃんも大人も、浅い眠りであるレム睡眠と
深い眠りであるノンレム睡眠が
繰り返すことで眠っています。
赤ちゃんのレム睡眠とノンレム睡眠のリズムは、
大人より繰り返しが多く、
また、ノンレム睡眠とはいっても大人と比べると
まだまだ浅いです。
そのため、浅い眠りの時にちょっとしたことで
目が覚めてしまい、泣いてしまう
というようなことが起こるのです。
では、もう少し成長した3歳頃の夜泣きは、
それ以前の年齢の夜泣きと
どのように異なるのでしょうか。
睡眠のリズムはだんだんとついてくる頃です。
「3歳」とはどんな時期でしょうか?
3歳とは、情緒がますます発達し
感情表現が豊かになったり、
保育園などに通い集団生活をするようになったり、
お友達と遊べるようになったりする時期ですよね。
感情が出てくるために、
日中の出来事で嫌なことや怖いこと、
不安なことがあった場合に
夜泣きにつながることがあるようです。
お母さんが見逃しているかもしれない、夜泣きの原因になりうること3つ!
ここで、夜泣きに悩むお母さんに
お勧めしたい本があります。
清水悦子さん著書の
「0歳からのネンネトレーニング
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
という本です。
私は、息子の寝かしつけに悩んでいた時に
本屋さんでこの本と出会い、
寝かしつけがスムーズになったり
ぐっすりと寝てくれるようになったりしました。
この本では、夜泣きの原因になりうることを
大きく3つあげています。
①生活リズムが整っていない
何歳であっても、質のよい睡眠の基本は
生活リズムです。
そして、生活リズムを整えるコツは、
早寝早起きです。
3歳だと、保育園や幼稚園に通い始める頃なので、
生活リズムが乱れていた場合は
改善するチャンスです。
人は、朝の太陽の光を刺激にして
体内時計をリセットし、
1日を始める仕組みになっています。
お子さんは、7時までに起きていますか?
カーテンを開けて太陽の光を浴びさせて、
起こしてみましょう。
基本のようですが、顔を拭く、洗う、
パジャマから着替える、などの朝の決まった習慣も、
昼夜の差をわかりやすくします。
お昼寝の時間も調節しましょう。
3歳では、2時間の昼寝で十分で、
それ以降は徐々にしなくなっていきます。
午前中の太陽の光は、夜に強い眠気を起こす
メラトニンというホルモンの分泌を高め、
質のよい睡眠につながるので、
午前中の活動が大切です。
②ママとの寝る前のスキンシップがない
清水さんの本では、これを非常に大切にしています。
寝る前の30分をママとお子さんとの
イチャイチャタイムにすることです。
夜は8時までに寝かせるのがいいそうですが、
その前の30分を大切にしてみませんか?
部屋はオレンジ色の光で薄暗くし、
もちろんテレビや携帯は厳禁です!
いつもより声をワントーン低くして、
ゆっくり優しく話しかけてください。
仕事や家事のことは忘れ、
お子さんとしっかり向き合い、
スキンシップもたくさんとってください。
その日にあったお子さんのよかったところを
褒めてあげたり好きなとことを
言ってあげたりするのが良いそうです。
この時期の夜泣きの原因になる、
保育園や幼稚園などの
新しい環境への不安などを、
このママとの時間で解消し
安心させてあげられます。
私の子どもはまだ3歳になっていませんが、
寝る前のこの時間に
「○○のこと、大好きだよ。
今日は、○○の遊びとっても上手やったね。
また明日一緒にしようね。」など
ゆったりと話しかけながら、
頭をなでたり体をトントンしたりしてあげると、
スーと寝入って、夜泣きも全くしません。
③寝かしつけの習慣ができていない、ママの負担になっている
3歳はまだ寝かしつけが必要な時期でしょう。
寝かしつけの方法は決まっていますか?
それは、お子さんは安心できて
ママは楽な方法ですか?
我が家では、赤ちゃんの頃から今まで
いろいろと悩んでは工夫してきましたが、
今は落ち着いています。
清水さんは、ママにとって苦痛な場合は
見直して変えてみたほうが良いとしています。
子どもにとって「いつもと同じ」
寝かしつけの方法=安心感、だそうです。
安心感が十分にあればしっかりと
寝られるようになるのではないか、
ということです。
そのためにも、寝かしつけが
うまくいっていない場合や
負担になっている場合は、
一度見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
夜泣きはいつか終わるからもう少しの辛抱、
そうよく聞きますが、
毎日のように続く夜泣きは
ママの体も心も疲れさせてしまいます。
生活リズムを整えるだけでも
夜泣きがなくなったという例も
あるそうですよ。
寝る前のスキンシップの時間を大切にし、
ママもお子さんにとっても
安心できる絆の深まる時間にしてみてください。