子どもの肌に赤いぷつぷつ、しかも痒そう!どんな薬を塗ればいいのでしょう。
あせも?アトピー?新米ママは分からないことだらけです。
よくアトピーだと思って保湿したらあせもだったから逆効果…なんて話も聞きます。
見分ける方法はあるのでしょうか?違いを紹介していきます。
あせもとアトピーの違いは!?自宅でできる症状チェック!
始めにそれぞれの症状と特徴を見ていきましょう。
◎あせも
あせもは汗が原因です。汗をたくさんかき、汗管が詰まってしまうことで湿疹になります。
特に子どもは体温が高くたくさん汗をかくため、あせもができやすいです。
<特徴>
・暑い季節、気温が高い場所でできる。
・首、関節の内側、お腹、背中、お尻など汗をかきやすいところにできる。
・ぶつぶつした赤い湿疹
・炎症や痒みがある
・数日で治ることが多い
◎アトピー性皮膚炎
痒みがある湿疹で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
ダニや食べ物などの成分がアレルギーの原因物質となり、免疫抗体が作られた結果、皮膚に炎症を起こしてしまうのが原因です。
家族にアトピーの人がいると発症しやすいと言われています。
<特徴>
・皮膚が赤く腫れる。ブツブツができる。乾燥し皮がむける。
・かさぶたになる。皮膚が硬くなる。
・湿疹が体の左右対称にできることが多い。
・年齢によってアトピーの出やすいところは変わる。
あせもとアトピーの違いは汗が原因かアレルギーの原因物質が原因かのようです。
特徴を文字で見るとなんだか分かった気になってしまいますが、実際目で見て判断するのは難しそうです。
分からず不安なときは病院で診てもらうのが一番だと思います。
対処の仕方と注意点!
それぞれ対処法が異なり、逆効果となってしまう場合があるので気をつけましょう。
◎あせも
患部を洗い、綺麗にしてから塗り薬を塗りましょう。汗が原因なので清潔にするのがポイントです。
<予防法>
・部屋の温度を暑すぎないように調節する
・汗をたくさんかいたらシャワーを浴びる
・汗を良く吸う、通気性の良い下着をつける
・汗を冷たいタオルで拭く
などです。
◎アトピー性皮膚炎
かさつきを抑えるワセリンや保湿剤と炎症を抑えるステロイド軟膏を塗ります。
ステロイド軟膏は病院で処方されないと購入できませんので、病院で診てもらいましょう。
アトピー性皮膚炎の場合、原因がはっきりしない限り治りません。子どもは特に消化器官が未発達の為、よりアレルギー反応が出てしまうそうです。
焦らず観察して、必要であれば病院へ
子どもが痒そうにしていると早く何とかしてあげたくなるのが親心。
しかし、薬を塗って治ったとしても原因が分からなければ同じことの繰り返しです。
普段の生活、食べ物、思い当たる節を箇条書きにしていくと解決のヒントになるかもしれません。
病院で診てもらう時にも参考になるので気になったことは常にメモに残すことがお勧めです。