中性脂肪が高い!?健康診断で引っかかる人の原因と対策!
体脂肪はそんなに高くないのに、なんで中性脂肪が高いの!
健康診断での結果にショックを受けられたあなた!
でも早めにわかってよかったんです。
気づかないまま、肥満や脂肪肝になってからでは遅いのです。
ところで、中性脂肪って一体なんなんでしょうか?
①ついついやっちゃってない?!中性脂肪を高くする生活習慣チェックリスト!!
中性脂肪は、簡単に言えば生きていく上での大切なエネルギー源です。正常値は30~149mg/dlで、血液検査で調べられます。
この値は、余分なエネルギーとして肝臓にとりこまれたものが、
再び血液から出されていった時の値です。
つまり、血液中の脂肪量といえるでしょう。
皮下脂肪、内臓脂肪という言葉は、皮下についた脂肪、内蔵についた脂肪という意味です。
つまり、中性脂肪が脂肪細胞という倉庫に蓄えられ、
入りきれなくなると脂肪細胞は分裂し、
どんどん増えてあらゆるところに贅肉となってついてしまうのです。
ですから今はスリムでも、いずれ肥満になってしまうということです。中性脂肪が高くなる主な原因は、生活習慣にあるようなので、
ぜひチェックしてみてください。
1、暴飲暴食をしていないか?
2、運動不足になっていないか?
3、アルコールを過度にとっていないか?
4、タバコを吸っていないか?
5、炭水化物をとりすぎていないか?
なんだ、どれもありきたりなことばかりじゃないか!?
と思われて当然です。
生活習慣病は、生活習慣さえ改善すればよくなるのですから。
ただし、注意しなければいけない点が1つあります。
中性脂肪を減らすのだから、油を控えた方がいいのではなく、
炭水化物を控えた方がいい、という点です。
②食事と運動による改善方法!!
おそらく中性脂肪の値が高い方は、肥満気味の方が多いでしょう。
今は大丈夫でも、肥満予備軍なのかもしれません。
でも、暴飲暴食もせず、お酒もタバコもせず、ジムにも通っているのにという方は肝臓機能が弱っている場合があります。
健康診断の際に問診票を書くので、
お医者さんもそんな場合は再検査を勧められると思います。
まずはお医者さんの指示に従ってから、生活習慣を改善しましょう。
また、薬を処方されていないからといって、
安易にサプリを飲んではいけません。
他の病気の引き金になることもあるので、
お医者さんに飲んでもいいものか相談してからにしましょう。
さて、とりあえずすぐに取りかかれる運動療法としては、
やはり有酸素運動の代表であるウオーキングでしょう。
毎日継続していると、中性脂肪のためだけでなく、
心身ともに健康的になれます。
また、食事療法としては、先ほども述べたように、
炭水化物を控えるのが一番です。
炭水化物からできるブトウ糖は、
エネルギー源として肝臓に蓄えられます。
これが多すぎると中性脂肪になってしまうのですが、
少ないとブトウ糖の代わりに、
中性脂肪がエネルギー源になってくれるので、減っていきます。
よくコレステロールを気にする方がいますが、
中性脂肪は、善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす、というやっかいな特徴があります。
ですから、まずは中性脂肪を減らすことが大切です。
中性脂肪を減らせば、自然とコレステロールも正常値になります。
中性脂肪が高いことについてのまとめ
中性脂肪は、有酸素運動と、炭水化物を控えめにした食事で
減らすことができます。
ほかに、アルコールもタバコも中性脂肪を増やす要因です。
悲しいことに、中性脂肪のほかにもやっかいな生活習慣病は、
年齢と共に忍び寄ってきます。
でも、毎日健康になろうと心がけていると、習慣づくものです。
今のうちから頑張っていると、それらも遠ざけることができるでしょう!
運動しないで中性脂肪を下げる食べ物
中性脂肪は高いけど、運動は嫌いでやりたくない、という方も多いでしょう。
では食事で改善することはできるのでしょうか?
中性脂肪は、過剰なブドウ糖が肝臓に蓄えられることによって、増えていきます。
ですから、ブドウ糖のもとになる炭水化物の摂取量を控えることが一番です。
①中性脂肪をとにかく下げる食べ物はどれ?
炭水化物を控えた上で、中性脂肪を減らしてくれる食べ物を、積極的に摂取しましょう。
まずは、野菜、海草、キノコ等の低カロリー食材をとりましょう。
これらのもので、おなかを満たすと余計な炭水化物をとらなくてすみます。
また、排出を促す食物繊維も豊富なので、ダイエットにもなります。
肝臓のブドウ糖が不足すると、中性脂肪がエネルギーとして使われるので、自然と減っていきます。
血液サラサラ効果でよく知られている玉ねぎも、中性脂肪が多くなりやすい、動脈硬化を防いでくれるので、しっかりとりましょう。
そして、意外にも中性脂肪を減らす効果があるのがエビです。
エビにはタウリンという成分が多く、
これは肝臓の機能を改善し、中性脂肪を排出する働きがあるのです。
コレステロールが高いのでは、というイメージがありますが、とりすぎなければ大丈夫です。
でも、一度にたくさん食べるとアレルギー症状が出る場合もあるので、気をつけましょう。
②実は昔からあった!?中性脂肪を下げる食べ物とは!?
他にも中性脂肪を減らしてくれるものに、青魚があります。
EPAとDHAが豊富で、これらが悪玉コレステロールを減らしてくれるのです。
悪玉コレステロールは中性脂肪の合成をすすめるので、これを減らせば中性脂肪も減るというわけです。
青魚の成分はサプリにもよく使われています。
DHAという言葉が広まり始めた頃は、頭がよくなる、という点に注目されていました。
それと関連しているのか、アルツハイマーの予防にも効果があるという研究結果もでています。
また、青魚が苦手な方や、外食が多い方はサプリを利用してもいいでしょう。
缶詰も手間いらずで料理のバリエーションも増えるのでお勧めです。
それから、大豆も中性脂肪を減らしてくれます。
大豆と言えば女性ホルモンの異常に悩む、更年期の女性の救世主、といったイメージですが、それだけではなかったのです。
大豆はお肉などと比べるとカロリーも低く、ここではメカニズムの説明は省きますが、とにかくすごいのです。
さまざまな優れた成分を含んでいる大豆ですが、特にレシチンという成分が中性脂肪を減らすのに効果を発揮します。
ですからサプリを選ぶ際にも、レシチンと書いてあるかどうかも
ポイントの1つです。
色々みてきましたが、特に目新しい食材ではなく、昔からあるものばかりです。
どちらかと言えば、昭和の食卓を思わせるようなものが、中性脂肪を減らすためにはいいみたいです。
確かに和食中心の時代にはメタボも高血圧や高脂血症も少なかったのですから、当然といえば当然です。
まとめ
中性脂肪を減らすには、炭水化物を控え、野菜などの低カロリーで食物繊維豊富なものをしっかりとりましょう。
ほかにも、エビなどもいいとされているので、
イメージだけで敬遠せず、色々自分なりに調べてみましょう。
また、青魚、大豆も効果があるといわれています。
食事でなかなかとれない方は、サプリをお勧めします。
最近は、お茶などでも特保のものが多く出ているので、補助的に飲むと効果も上がるでしょう。