かつては年末挨拶と言えば、挨拶回りをしたり電話で行ったりしていましたが、
最近ではメールで済ませる人も多くなってきました。
とても便利でお手軽なメールですが、
内容や相手によっては失礼と思われてしまうことも。
そこで今回は相手に好印象を与えるメールの書き方や、
やってはいけないNGポイントなどをまとめてみました。
印象アップ間違いなしの年末挨拶メールとは!?
相手に好印象を与えるためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
1.送るタイミング
社外の人に送る場合、メールを送るタイミングには気をつけなければなりません。
送るのが遅すぎると、
すでに相手は仕事納めをしてメールを見ていない可能性もあります。
また、年末の挨拶と言うのはこちらの仕事納めから仕事始めの日にちを
相手に伝える意味合いもありますので、
なるべく早めに送っておくのが好ましいです。
かといってまだ12月も半ばなのに年末の挨拶というのもおかしいですよね。
相手の仕事納めが分かっている場合はその3日~1週間ほど前、
わからない場合は12月20日から25日の間を目安に送るのがいいでしょう。
2.季語
季語と言うのは、季節を表す言葉・文章のことです。
「暮れも押し迫ってまいりました」「あわただしい師走の季節」など、
文章から季節を感じられるような配慮は、日本人ならではの良さ。
いきなり本題に入るよりも、こうしてワンクッション置くことで、
相手にただの事務連絡ではないという印象を与えてくれます。
しかし、あまりにも使いまわされた定型文は、
逆に事務連絡感が出てしまいがち。
その年によって気候なども違うと思うので(雪の多さとか気温とか)、
その時の状況に合わせて自分の言葉で考えるのがいいでしょう。
3.結語
いわゆる「締めの挨拶」です。
「体に気を付けてお過ごしください」
「来年も素晴らしい年でありますように、心よりお祈り申し上げます」など、
相手のことを気遣う一言で締めるだけで、相手への印象はかなり良くなります。
やってはいけない!?年末挨拶メール!
1.例文をそのままコピー
今やネットで検索すると、挨拶の例文やテンプレートなどがたくさん出てきますね。
しかし、それをそのままコピーして送るというのは、やはり相手に失礼です。
しかも、適当に選んでしまって内容が矛盾してしまっている場合もあります。
(仕事での付き合いしかないのに「公私ともに」と書かれていたり。)
文章を一から自分で考えるのは大変なので参考にする程度ならいいのですが、
やはりあくまでも「参考」程度にとどめておいて、
少しでいいので自分の言葉で文章をアレンジしましょう。
2.一斉送信
全く同じメールを大勢に送る機能はとても便利ですよね。
しかし、それを失礼だと感じる人も中にはいます。
できればメール中の宛名も「関係各社・各位」などではなく、
個々の宛名をきちんと書くのが望ましいです。
3.事務連絡のみ
年末年始の営業予定や出社予定のみを記載したものは、
ただの事務連絡・業務連絡です。
1年間のお礼、来年の抱負など、
きちんと相手への気持ちを述べることを忘れてはいけません。
最後に
メールはとても手軽で便利なツールで、忙しいときにはとても助かりますね。
しかし、裏を返せば相手に気持ちが伝わりにくい、
手抜きをしている感じがするなど、
マイナスのイメージを与えてしまう場合もあります。
だからこそきちんとマナーを押さえ、
相手に好印象を与えられるように文章も吟味しましょう。