宛名から何からすべて印刷で済ませてしまえる今の時代。
しかし、印刷だけではあまりにも機械的・事務的で
もらうほうもあまり嬉しくはありません。
せめてそれぞれ送る相手に合わせたメッセージを、
一言手書きをするだけでもだいぶ印象は変わります。
しかし、送る相手によっては何を書いたら良いのか悩んでしまいますよね。
一言であたたかみが増す!
「わざわざ文章を考えるのが面倒臭い」「書くのが大変」
「別に印刷だけでも十分でしょ」と言う人も少なくはないかと思います。
しかし、一言だけでもメッセージがあるのと無いのとでは、
相手に与える印象が全く違ってきます。
あなたがもらう場合はどうですか?
型にはめたような定型文が事務的に印刷されている年賀状よりも、
一言だけでも手書きでメッセージが書いてある年賀状のほうが
もらって嬉しくなりませんか?
上司や取引先の方など仕事関係の人に送る場合は、
一言添えるだけで相手の印象に残ります。
年賀状ひとつで出世するとか大きな仕事が決まるわけではありませんが、
やはりこういった小さな積み重ねがあなたの評価を上げることにつながるんです。
「年賀状なんて、「送った」という事実さえあればそれでOK」と思わずに、
気持ちを込めた一言を添えてみてください。
一言添えて得をすることはあっても、損をすることはまずないですよ。
親戚、友人、ビジネスにも使える文例!
一言添えたほうが良いというのは分かっていても、
年賀状の数が多いと一人一人に時間をかけて書くことは難しいですよね。
そこで、ここからは相手別に使える文例をいくつか紹介してみたいと思います。
・親戚編
普段よく顔を合わせる親戚には、
日ごろのお礼や新年の抱負などを添えると良いでしょう。
あまり顔を合わせない親戚に対しては、ご無沙汰しているお詫びと近況報告、
相手の健康を気遣う一言などを入れると好印象です。
例1:「昨年中は大変お世話になりました
今年は○○に励もうと思っております
○○さんにとって良い一年となりますように」
例2:「すっかりご無沙汰しておりますが いかがお過ごしでしょうか
こちらはおかげさまで家族揃って元気に新年を迎えることができました
厳寒の折、お体に気を付けてお過ごしください」
・友人編
仲の良い友人ならば書くことには困らないかと思いますが、
悩ましいのは年賀状くらいでしか付き合いがない友人の場合。
そんな場合も基本は「親戚編」と同じで、相手の近況をたずねたり、
または自分の近況を報告したりするのが良いでしょう。
長年会っていない友人ならば、
久しぶりに会う約束をしてみるのもいいかもしれませんね。
例1:「元気?
最後に会ったのはいつだったかな?
もし都合が合えば久しぶりに遊びたいな!
今年もよろしくお願いします」
例2:「昨年はどんな年だったかな?
私は○○な一年だったよー
今年は○○な年になったらいいな!
そういうわけで、今年もよろしく!」
・ビジネス編
年賀状を送る相手で一番悩むのが、上司や取引先など仕事関係の相手ですね。
失礼があってはいけないし、かなり気を使います。
基本的には、まずお世話になったことに対するお礼、
そして今年もよろしくお願いしますという挨拶が入っていれば最低限はOKです。
自分を売り込むために抱負やアピールなんかを書くのもいいですね。
例1:「旧年中は大変お世話になりました
今年はより一層仕事に励もうと思いますので
ご指導ご鞭撻をお願いいたします」
例2:「昨年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます
本年もさらなる努力をもって、お役に立てるよう頑張る所存です
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」
最後に
基本的な文章の構成は、親戚でも友人でも上司でも変わりません。
いくつかの文例を覚えておけば、口調や文の組み合わせを変えるだけでも、
それなりに文章のバリエーションは増えます。
しかし、あまりにも定型文のようなものは好ましくないという人もいるので、
少しだけでも具体的なエピソードなどを織り交ぜられると
グッと好印象を与えることができますよ。