健康のためにランニングをしていると、
足の裏が痛くなってしまったことはありませんか?
ランニングを始めてしばらくすると、多くの人がぶつかる壁だそうです。
もしかしてもうランニングはやめたほうがいい?
いえ、そんなことはありません。
きちんと原因と対処法を知れば、ランニングを続けることはできますよ。
ランニングで足の裏が痛くなる場合
ランニングで足の裏が痛くなるのは「足底筋膜炎」という症状が原因です。
足の裏にある足底筋膜というのは、足のアーチ、
つまり「土踏まず」を維持する役割を担っています。
土踏まずには衝撃を吸収して足への負担を抑える働きがあるのですが、
ランニングなどで繰り返し足底筋膜に刺激がかかった場合、
筋膜が疲労して炎症が発生してしまうのです。
・初心者の場合
初心者の場合、まだランニングを始めたばかり、
そんなに走ってもいないのに足の裏が痛くなることがあります。
考えられる原因の一つは「靴が合っていない」こと。
ランニングに適したシューズを履いていなかったり、
足に合っていない場合は足底に負担がかかってしまうのです。
また、かかとから着地するのではなく、
足の裏全体で着地してしまうことによっても負担は増加します。
・走りすぎの場合
足の痛みの原因として最も多いのが「走りすぎ」です。
足底の筋肉の修復が追い付かないうちにまたランニングをしてしまうと、
どんどん疲労がたまってしまい、炎症を起こすのです。
さらに、その状態が続けば土踏まずがフラットな状態、
つまり衝撃を吸収できない状態になってしまい、
さらに足に負担がかかるという悪循環に陥ってしまいます。
ランニングを続けたい人のための対処法
ランニングは基本的に継続したほうが体力づくりや
健康のためにもいいですよね。
まずは、何よりも足底筋膜炎を起こさないことが大切です。
自分に合った靴を履き、かかとからの着地を意識し、
走り方にクセのある人は直す。
そして決してオーバートレーニングにならないように、
適度に休憩・休養をする必要があります。
それでももし足の裏が痛くなってしまったら、
とりあえずは痛みがなくなるまでランニングはお休みしましょう。
ここで無理をすると、さらに悪化して下手をすると
何か月も痛みが治らないということにもなりかねません。
普段歩くときにもインソールなどを使用して足への負担を軽減します。
ただし、痛みが軽減されたからと言って無理をしてしまうと元の木阿弥。
あくまでも負担を減らすことが目的なので、
ランニングを再開したりしてはいけませんよ。
痛みが少し治まってきたら、マッサージやストレッチで筋肉をほぐしましょう。
これも、痛みがあるのに無理をしてやってはいけません。
通常ならば数週間ほどで治ります。
もしも何か月も痛みが続くような場合は、
病院へ行って治療してもらいましょう。
最後に
足の裏は全体重がかかる場所なので、
自分が思っている以上に負荷がかかっています。
あまり負担をかけすぎないように、
ランニングをする際にはまず第一に足を気遣ってあげましょう。