この春社会人になった息子が、1人暮らしを始めました。
最初の1年は会社の寮なので、賃貸物件を探す必要は
なかったのですが、2年目からは寮を出るので、
賃貸物件を探さなくてはなりません。
1人で探すから大丈夫、と言ってはいるものの、
お人好しで気の弱い息子のことです。
相場以上に高い物件を勧められて、
言われるがままに契約しそうで心配です。
家賃交渉のコツ・ポイント
私のようなこてこての大阪のおばちゃんは、
値引き交渉も慣れたものです。
が、息子のように若くて気が弱いと、できないに決まっています。
ああ、代わりに行って交渉したい、と思うのですが、
きっとウザがられます。
せめて値引き交渉のコツを伝授できないか、と思い調べてみました。
結局、服屋で値切るのも、家賃を値切るのも基本は同じです。
相手との妥協点をさぐりさぐり、
こっちが有利になるようにもっていけばいいのです。
でもある程度は不動産の知識も必要です。
賃貸物件を借りるためにまず訪れるのは不動産会社ですが、
本当の交渉相手は大家さんです。
その大家さんと交渉してくれる仲介業者の不動産屋は
慎重に選びましょう。
ネットでも評判はわかりますが、
実際に何軒か不動産屋に入って雰囲気を感じ取りましょう。
感じのいい不動産屋を決めたら、担当者といいコミュにケーションを
とれるよう、気を付けましょう。
最初から値引きの話をするのではなく、自分の希望を詳しく言って、
物件を紹介してもらいましょう。
大体1月から3月は賃貸物件の需要も増えるので
大家さんも強気なことでしょう。
狙い目は4月から7月くらいの、あまり移動のない、
賃貸物件の需要の少ない頃です。
不動産屋も忙しくないので話をじっくり聞いてくれますし、
大家さんも早く入居してほしいので、
こちらの要求は通りやすいはずです。
紹介してもらったら、実際に物件を見に行くのは後日にして、
その間に同じような条件なのに安い物件はないか、
ネットやビラで調べておきましょう。
後日、不動産屋と一緒に物件を大体2、3件見て、
そのうち、これ!と自分のなかで決めたらその場で伝えましょう。
気に入った!決めた!とほめ殺し状態にしつつ、
でもお金があまりないし、と値下げしてほしいことを
匂わせておきましょう。
その場で契約せず、一旦持ち帰り、後日、
もう少し安かったらすぐに入居したいんだけど、
とここで初めて値引き交渉に入りましょう。
そして、以前調べていた他の安い物件を出してきて、
迷っている感じをだしましょう。
あと一押しで契約がとれるのですから、
不動産屋も値引き交渉を頑張ってくれるはずです。
交渉時の注意点
入居してやるから安くしてくれ、といった態度や、
難癖をつけて安くさせるのはいけません。
あくまで入居したいけど、もうちょっと安く
してもらえないでしょうか?というお願いする感じで
交渉をしましょう。
不動産屋を味方に引き込んで、
代わりに頑張って大家さんと交渉してください、と
低姿勢で望みましょう。
また、値引きが無理なら設備の面で改善してほしい、
とお願いするとすんなり通る場合もあります。
エアコンをつけて、とか、畳をかえて、とか。
そして、大事なことがもう一点。
大家さんに会うとき、好印象を与えるようにしましょう。
この人になら入居してもらっても安心だ、
と思われれば値引きも通るかもしれません。
まとめ
不動産屋選びは慎重に。
忙しくない4月から7月ぐらいが狙い目です。
値引き交渉の前に事前の下調べもしておきましょう。
最初から安くして、安くしてという態度は厳禁です。
ここぞというときに、お願いするという感じで交渉しましょう。