近年、情報の伝達手段として使用するのは、圧倒的にメールが多いでしょう。
ですので、いざ手紙やはがきを書こうとすると、
迷ってしまうことありますよね。
今日は往復はがきについて、お話したいと思います。
上手に使おう!往復はがきができた理由と使い方
往復はがきとは、差出人が相手に伝えるための「往信用はがき」と、
受け取った人が返事を返すための「返信用はがき」が一緒になっているもので、
通常のはがきが2つくっついたものと理解すればよいでしょう。
要するに、相手から返信が欲しい場合に、使用する便利なはがきです。
料金も、通常のはがきの価格62円×2(往復)=124円になります。
往復はがきの使い方
①往信用の宛名面
送りたい相手の宛先・宛名を書きます。
(宛名の書き方は通常のはがきと同じです)
②往信用の文面
相手に伝えたい文面を書きます。
会合や式典の案内などでは日時・場所・連絡先などの
必要情報を分かりやすく記載し、
イベント等申し込みの場合には、必要情報を記入します。
③返信用の宛名面
返信して欲しい宛先(主に自分の住所・氏名など)を書きます。
宛名には「様」などの敬称ではなく、氏名の下の左寄りに
「行」や「宛」を小さめの文字で書き添えます。
④返信用の文面
会合や式典の案内の場合には、出欠、要望など、
相手から返信してほしい内容を書きます。
回答しやすいように項目やレイアウトは簡潔にまとめることが大切です。
⑤往復はがきの投函
送り先の宛名、宛先と返信用の文面が外側になるように半分に折ります。
(返信用の宛名、宛先、往信用の文面が中側)
こういう時に役立つ!往復はがきが役立つシーン3選
実際に、往復はがきが役立つシーンをみていきましょう。
■同窓会・クラス会の案内状
案内状の目的は、会合の「通知(お知らせ)」と
「出欠をたずねる」ことにあります。
案内状の文面は、会合の趣旨や日時、場所、会費などの必要事項を主体に、
「記書き」などを用いて、分かりやすくシンプルにまとめることが大事です。
相手が余裕を持ってスケジュールの調整を出来るよう、
なるべく早めに案内することも忘れてはなりません。
出席者の人数に合わせて手配しなければならないことも出てきますので、
出来れば会合の1ヶ月前、遅くとも3週間前までには
相手に届くように発送しましょう。
■結婚式二次会、パーティーの案内状
こちらも、同窓会の案内状と同じく、会合のお知らせと出欠確認が目的です。
結婚のお知らせと共に、日時、会場の場所、連絡先、費用などを分かりやすく
明記し、要望やメッセージ等の欄を設ける場合には、
広すぎず狭すぎず回答しやすいレイアウトを心がけましょう。
こちらの場合は、遅くても1ヶ月前には出欠の確認が取れるように、
早めに段取りを始めなければなりません。
結婚にふさわしいイラストやデザインで、
温かみが感じ取れる雰囲気を加えられると素敵ですね。
■講習・イベントなどの申し込み
講習やイベントなど往復はがきを使用して申し込みを行うケースも
多々あります。
往信用の文面に、応募に必要な事項(名前、住所、連絡先など)を
正確に記入しましょう。
返信用の文面には、相手側が返信文面を作成して送ってきてくれますので、
多くの場合、何も記入せず、白紙の状態にしておきます。
基本的に、応募している側の指示に従って記入する必要があります。
そして、締切日に間に合うように早めに投函しましょう。
まとめ
スピードや料金など他の機能面でも利点が多く、現代人に支持されるメール。
それ故に、はがきの良さは「心を伝える温かさ」だと感じます。
そういった意味でも、用途を分けて使用する価値があるのだと思います。
往復はがきを使用する機会があれば、
あなたの心を込めて書いてみてくださいね。