歯並びと言うのは、顔の印象を大きく左右するポイントです。
出っ歯と言うのはとても目立ってしまいますし、できれば治したい…と
思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、
今回の記事では矯正のメリットや費用などについてまとめてみました。
出っ歯を矯正するメリット
1.見た目が美しくなる
歯並びは顔の印象を最も左右する部分と言っても過言ではありません。
いくら目が大きくて鼻筋が通っていても、
出っ歯と言うだけで不細工に見えてしまっている場合もあります。
出っ歯を矯正する一番のメリットは、
何よりも見た目が美しくなるということではないでしょうか。
特に欧米では歯の矯正は当たり前なので、グローバル社会に出るのならば、
美しい歯並びを手に入れるというのは大きなメリットです。
2.虫歯・歯周病予防
歯は、食事などのたびに一度溶けて、
再び元に戻る「再石灰化」を繰り返しています。
しかし出っ歯の場合、口に収まらない前歯が乾燥してしまいますよね。
そうすると、乾燥した部分は再石灰化が出来ず、
虫歯になりやすくなってしまうのです。
同様に、通常唾液の水分によって守られている歯茎が乾燥することで、
歯周病になることも。
そこで出っ歯を矯正することで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
3.顎関節症の予防
出っ歯の人は、前歯でものを噛むことができないため、
自然と奥歯のみで食べ物を噛むようになります。
それに加えて、前歯が出っ張ってしまっている分、
奥歯が隙間だらけということも珍しくはありません。
そうすると顎に負担がかかってしまい、顎関節症になりやすくなるのです。
出っ歯矯正の治療方法別費用
一言に「出っ歯の矯正」と言っても、方法は一つではありません。
費用やそれぞれのメリット・デメリットを考慮しながら、
自分に合った矯正方法を見つけましょう。
1.ワイヤー矯正(表側)
一般的に、「歯の矯正」と言われて思い浮かぶのはワイヤー矯正ですね。
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれるものを設置し、
それにワイヤーを通して矯正していくのです。
費用の目安は60万~80万円。
メリットは、重度の出っ歯でも矯正が可能だという点。
そして最も普及している矯正方法のため、多くの歯科で治療可能で、
どの病院を選んだとしてもそこまで技術に差がないという点です。
しかし、歯磨きがしにくく虫歯になるリスクが上がる、
かなり目立つなどのデメリットもあります。
2.ワイヤー矯正(裏側)
通常は表側につける矯正器具を、歯の裏側につけて行う矯正方法です。
費用の目安は100万円~。
メリットとしては、まず表側につけるのに比べて目立たないという点。
歯の裏側は虫歯になりにくいので、虫歯リスクも低いという点。
そして器具で口の中を傷つける心配は少ない点です。
逆にデメリットとなる点は、金額が高い、矯正に時間がかかる、
実施できる歯科が限られている、
舌に当たるので違和感が強く一部の音が発音しにくい、などがあります。
3.マウスピース矯正
マウスピースと呼ばれる透明の器具を自分で装着して行う矯正方法です。
費用の目安は50万~100万円。
マウスピース矯正のメリットはなんといっても「お手軽」なところ。
食事や歯磨きなどの邪魔になるときは外しておいて、終われば装着するなど、
自分で簡単に着脱をすることができます。
痛みや違和感が少なく、器具を外して歯磨きができるので虫歯のリスクもありません。
しかし、歯を矯正する力は弱いので、
軽度の出っ歯以外には効果が期待できないというデメリットが。
しかも長時間装着していないと効果は得られないので(当たり前ですが)、
意志の弱い人だと結局治らないまま矯正をやめてしまうということもあるようです。
他にも「セラミック矯正」や「床矯正」などの矯正方法がありますが、
代表的なものは上に挙げた3つです。
最後に
歯の矯正には、どの方法を選ぶにしろかなりのお金と時間がかかります。
それらを無駄にしないためにも、自分に合った矯正方法を、
歯医者さんと相談したうえでしっかりと見極めましょう。