お酒を飲んだ翌日、つらいですよね?
二日酔いで頭がガンガンしているのに、
追い討ちをかけるように筋肉痛がやって来ること、ありませんか?
私の父が「足が痛くてたまらない!」と
二日酔いでゲーゲーしながらよく言っていました。
「どうせ酔っぱらってどこかにぶつけたんでしょ!?」
と母の怒鳴り声がその度に響いていたのですが…
飲酒と筋肉痛の関係、アルコール筋症とは
打ち身の跡はないけど、どこかにぶつけたのかな?
で済ませている方も多いと思います。
でもこの痛みを甘くみてはいけません。
アルコール筋症という立派な病気なのです。
アルコール筋症には急性と慢性があります。
毎日お酒を飲んでいるような方は、知らず知らずのうちにアルコール筋症に
なっているかもしれません。
痛みになれてしまって、いつものことだ、
で済ませていてはいけません。
すぐにおさまると思って放っておくと、
麻痺やしびれがおこる場合もあります。
でもアルコール筋症はちょっとした心がけで防げるのです。
アルコール筋症の原因はビタミン、ミネラル、水分の不足です。
アルコールを分解するために、肝臓は必死にがんばってくれています。
そのためにビタミンが必要とされるのですが、
ビタミンを補給しないまま飲み続けていると、
肝臓の分解機能は追い付けず、筋肉は損傷され、
アルコール筋症になってしまうのです。
ですから、お酒を飲む際は、ビタミン、水分補給を
こまめにしなくてはいけません。
出来ればスポーツドリンクの方が
ミネラルも補給されるのでいいでしょう。
水でさっさと体外にアルコールを出すようにすると、
肝臓の負担も軽くなります。
二日酔いの朝、慌てて水をがぶ飲みするのでは遅いのです。
飲酒後の筋肉痛にならないために
前述したように、ビタミン、ミネラル、水分不足が
アルコール筋症の原因ですので、
それらをアルコールと一緒に摂取するようにするといいでしょう。
水分は脱水症状も防いでくれますし一石二鳥です。
それから、ビタミンのなかでもビタミンBが効果的です。
豚肉や枝豆に多く含まれているので、積極的にとりましょう。
なかなかとれない場合は、飲酒前、
飲酒後にサプリを飲むといいでしょう。
また、ジム通いをしているような方は、ただでさえ筋肉は酷使され、
疲れているでしょう。
飲み会の予定がわかっていれば、前日は筋トレを控えましょう。
筋トレプラスアルコール筋症となると、筋肉は悲鳴をあげるでしょう。
またアルコール筋症によって筋肉は損傷されるので、
せっかくつけた筋肉がすぐになくなってしまいます。
筋トレするなら飲み会の翌日以降にしたほうがいいでしょう。
また、筋肉の痛みは湿布で冷やしてやわらげるといいでしょう。
ただしアルコール筋症が急性で、麻痺やしびれがでてきた場合は、
すぐに病院へ行きましょう 。
脳やほかの臓器に異常があるせいかもしれませんので
注意してください。
まとめ
二日酔いと筋肉痛は大いに関係しています。
アルコール筋症という病気があるのです。
予防するためには、ビタミン、ミネラル、水分を
しっかり補給するようにしましょう。
あまりに症状がひどい場合は、迷わず病院へいきましょう。
また筋トレは飲み会の前日は避けた方がいいでしょう。
二日酔いのつらさは本人にしかわかりません。
家族からは自業自得だ!としか思われかねませんので、
アルコール筋症のこともわかってもらっておいた方がいいでしょう。