手湿疹によるかゆみに効く処置法を紹介 

家事を担う多くの主婦たちが悩まされている手湿疹。

手は毎日使うところなだけに、下手に薬を塗ったり包帯をしたりするわけにはいかないので、

酷い状態になっても我慢している…という人もいます。

そんな人のために、手湿疹の対処法についてまとめてみました。

手湿疹になる原因

 

手湿疹は、水仕事などにより皮膚の保護機能が弱くなってしまうことが原因です。

そのため、毎日洗い物などを行う主婦の方に多いことから

「主婦湿疹」とも呼ばれていますね。

通常、人間の皮膚からは常に皮脂が分泌されており、

それが天然のハンドクリームの役割を果たすことで、皮膚を乾燥や刺激から守っているのです。

しかし頻繁に水仕事を行っていると、皮脂も一緒に洗い流されてしまい、

皮膚を保護する力が弱まってしまいます。

そうすると普段ならばなんともないような物理的な刺激にも

肌が敏感に反応してしまい、湿疹ができてしまうのです。

 

皮脂を洗い流してしまう原因となるものは、お湯、洗剤、石鹸、シャンプーなど。

できるだけこれらのものは直接触れないようにゴム手袋などをはめると、

手湿疹を予防したり、悪化を防いだりすることができます。

もし仕事などでどうしてもゴム手袋が使えないという場合には、

なるべくお湯は使わない、無添加の石鹸や洗剤を使うことを心がけましょう。

 

また、食生活の乱れが手湿疹を悪化させる原因となっていることがあります。

インスタント食品や加工食品などの添加物が多く入っているものや、

コーヒーカフェインやお酒アルコールなどのものが刺激となってかゆみが増してしまいます。

できるだけこれらのものを含まない、健康的な食事をするようにしましょう。

 

 

かゆみを伴う手湿疹の処置方法

手湿疹を治すためには、まず肌を直接水や洗剤に触れさせないことが一番重要です。

上でも書いたように、水仕事をする時にはゴム手袋を使いましょう。

そして乾燥すると余計にかゆみが増してしまうので、

ハンドクリームなどを使いしっかりと保湿をしてください。

ただし、市販のハンドクリームの場合は肌に合わず、

逆に湿疹が酷くなってしまう場合があります。

そのような場合は病院へ行き、外用薬を処方してもらうのがいいでしょう。

 

かゆみが酷い場合には、手を冷やすのも一つの手です。

室温や体温が高いとかゆみが増してくるので、少し室温を下げたり、

寝るときは手だけ布団から出して寝るなどすると、少しはかゆみが抑えられます。

しかし、冷やしすぎると今度はしもやけになってしまう場合もあるので、

注意が必要ですよ。

 

そして、どれだけかゆくても、できる限りかかないようにしてください。

ますます治りが遅くなり、下手をすると悪化してしまう原因にもなります。

無意識にかいてしまう、という人には綿やシルクでできた手袋がおすすめです。

ハンドクリームを塗った上からはめておくと、しっかりと保湿もできて一石二鳥。

 

最後に

 

水仕事をする限りは、切っても切り離せない手湿疹。

手湿疹に悩まされている人の多くは家事や仕事などが原因なので、

「湿疹が酷いから水仕事やーめた」なんてわけにはいかないですよね。

まずはできる限り手湿疹ができないように、

それでももしできてしまった時は悪化しないように、毎日のケアが大切です。

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