アトピー肌にとって、紫外線はとても刺激になります。
予防として日焼け止めを塗ることが大切なのですが、
どのようなことに気をつけて選べばいいのでしょうか?
今回はアトピー肌の人にお勧めの日焼け止めをご紹介します。
アトピー肌の人の日焼け止め選び
よく敏感肌用というフレーズを目にしますが、
実際使ってみるとかゆくなった、という方も
多いのではないでしょうか?
商品の謳い文句に騙されず、
成分を確認すると肌に優しいものを選べますよ。
日焼け止めの成分には
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収してくれる化学物質のことです。
肌の上で紫外線と化学反応を起こすことで日焼けを防ぎます。
滑らかな使用感、ウォータープルーフなど使い勝手がよいので
大手メーカーの日焼け止めはだいたい紫外線吸収剤を使用しています。
化学反応を起こすので肌への刺激になり、
アトピー肌の人には向きません。
<成分例>
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
オキシベンゾン-3
紫外線散乱剤は肌に膜を張り、
紫外線を跳ね返す働きをしてくれます。
酸化チタン、酸化亜鉛が代表的な成分です。
石鹸で落とすことができ、
物理的に紫外線を防いでくれるので肌に優しいです。
アトピーの人は紫外線散乱剤のものを選びましょう。
アトピー肌におすすめの日焼け止め
紫外線吸収剤に加え、保存料、乳化剤なども
ほとんど使用していないものを選びました。
※SPF値が低いと防御力が低いと勘違いしてしまいがちですが、
SPF値は継続時間のことなのでこまめに塗り直せば問題ありません。
ちなみにSPF15は20分×15なので300分(5時間)
日焼け止め効果があるということになります。
<顔用>
・山澤清 UVケアバーム(SPF15)
配合成分
ホホバ油 、ミツロウ、酸化チタン、酸化亜鉛、
ジャスミン油、ローズ油、ゼラニウム油
・アクア オーガニックパウダーサンスクリーン(SPF23)
配合成分
マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、サンゴ末、イチゴ種子油、
アルガニアスピノサ核油、アボカド油、スクワラン、カオリン
<ボディー用>
・バジャー サンスクリーン モイスチャライザー SPF30 プロテクト
配合成分
オリーブ油、酸化亜鉛、ミツロウ、ヒマシ油、コウスイガヤ油、
アトラスシーダー樹皮油、レモングラス油、ローズマリー油、
ニオイテンジクアオイ油、トリエトキシカプリリルシラン
・ベアミネラル ナチュラル サンスクリーン (SPF30・PA++)
配合成分
マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン、酸化鉄、
シリカ、ラナンキュラスフィカリア根エキス、クコエキス、
アロエベラ葉エキス、酢酸トコフェロール、
パルミチン酸レチノール、パルミチン酸アスコルビル
成分をチェックして自分に合ったものを見つけましょう
天然由来のものだけにこだわるとのびが悪かったり、
日持ちしなかったり、値段が高かったりデメリットも多いです。
ざまざまなデメリットを補うのが合成ポリマーや界面活性剤なので、
一概に悪いものとして排除するのは難しいと思います。
成分をチェックし、許容範囲を決め、自分に合ったものを選びましょう。