ダイエットや美容に良いと言われているオリーブオイル。
コレステロール値の高い人は油というだけで
食べるのをためらってしまいますが、
オリーブオイルにはコレステロール値を
下げる効果があると言われています。
本当だったら嬉しいですよね。
今回はオリーブオイルについて紹介します。
オリーブオイルの特徴
オリーブオイルはオリーブの実から抽出された油です。
加熱処理が行われていないため風味豊かで
料理のアクセントとしても使用できます。
なかでもエキストラバージンオリーブオイルは
精製される前の状態なのでより香りが強く、
サラダなどの生食用としても使えます。
香りが良く美味しい油ですが、
カロリーは他の油と同じですので食べすぎは禁物です。
コレステロールとは?
ここで少しコレステロールについて説明します。
コレステロールは体内の脂肪の一種です。
コレステロール値が高いと不健康と思われがちですが、
細胞膜、ホルモン、胆汁酸の材料になる人間の体に必要なものです。
コレステロールは肝臓で7割生産され、
食べ物から3割摂取すると言われています。
食べ物から摂取しすぎた場合は肝臓の生産を調整します。
この機能は加齢と共に衰えていくため、
脂っこい物を若い頃のように同じ量食べると
コレステロールが増えすぎてしまうのです。
善玉コレステロールと悪玉コレステロール
善玉、悪玉とよく耳にしますが、
コレステロールに善悪があるわけではありません。
善玉コレステロール(HDL)はいらなくなったり、
古くなったコレステロールを肝臓に送る働きをしてくれます。
悪玉コレステロール(LDL)は
体内の細胞にコレステロールを運ぶ働きをします。
悪玉コレステロールが増えすぎると
余分なコレステロールが送られるため血管が詰まってしまいます。
血管が詰まると様々な病気の引き金となる
動脈硬化になる危険があります。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールをバランスよく
体内で維持することが大切なのですね。
オリーブオイルはコレステロールを下げるのか?
オリーブオイルは脂肪酸の約70%が
オレイン酸でできています。
このオレイン酸は善玉コレステロールを減らすことなく、
悪玉コレステロールを減らしてくれます。
悪玉コレステロールは牛肉、豚肉、卵など
さまざまなものに含まれているので料理をするときに
オリーブオイルを使うと悪玉コレステロールの
吸収を抑えることができます。
オレイン酸はオリーブオイルに限らず
植物性の油に多く含まれているので、
べに花油、なたね油なども効果があります。
食材ではマカダミアナッツ、アーモンド、アボカド、枝豆に
多く含まれるのでおつまみやサラダにおすすめです。
日常使いの油は植物性にしよう
コレステロール値が高いから油を使わないようにしようではなく、
下げるために植物性の油を使うと良さそうです。
また善玉コレステロールはサバやいわしなどの青魚を摂取すると増えるようなので、
バランスよくコレステロールを摂取して健康な体を目指しましょう。